人文系寺子屋 野崎塾 イカロスの太陽

市民の市民による市民のための学び舎 前野町カルチャースクール 板橋区前野町6-41-17村越ビル1F 080.3856.7463 野崎

カテゴリ: イベント報告、告知

11月10日、討論会『大企業と零細中小企業の取引上の問題点』は、6名の会員の参加を得て盛大にかつ熱心に行われました。国税庁、総務省の統計をもとに、日本経済を根底で支えている中小零細企業が大企業による「下請けいじめ」にあっている実情が具体的かつ鮮烈に解き明かされました。さらに最低賃金1500円の実現がいかに大切であり、それによる国内消費の拡大が日本経済の活性化をもたらすという論も展開されました。

次回のイベントは未定です。 

第23回イベントは、11月10日午後3時から、討論会『大企業と零細企業の取引上の問題点』です。
講師:鈴ヶ嶺行信(社会保険労務士)

案内文:今般、日本の経済社会は貧困、格差が拡大し、その根本的原因が雇用の不安定、低賃金構造にあることは誰の目からも明らかです。 
 日本の雇用者数約5700万人、その内、非正規労働者者は約2174万人、実に4割に近い労働者が非正規と言う不安定で明日への希望の持てない状態に引き落とされています。 
 今回のテーマはなぜ日本の経済社会でこのような低賃金構造が強要されるのか。その原因を明らかにし、解決に向けた方途を探ることを旨としています。 

参加費:会員500円、一般1000円。会の終了後は一品持ち寄りの飲み会です。 

9月15日、イベント(22)映画鑑賞会『カティンの森』は、会員2名の参加を得て細々と行われました。アンジェイ・ワイダの映画らしく、執拗にドキュメンタリー風の描写が続き、日本映画などのようなぼかした表現がなくストレートな映画でした。「カティンの森事件」だけでなく戦後のポーランドの状況にも触れていて、現代史を考える上で必見の映画と思います。

次回のイベント(23)は、11月10日(日)午後3時から討論会『大企業と中小零細企業の取引上の問題点』です。 発題者:鈴ヶ嶺行信(社会保険労務士)。

5月5日のイベント第21回の映画鑑賞会『スパイ・ゾルゲ』は3名の参加を得てしんみりと行われました。篠田正浩のライフワークという割には、あまりにも凡庸で拍子抜けしましたが、「初志を貫いた生き方は立派だった」という感想を述べる会員もいました。

この映画は日本のファシズムとソ連のスターリニズムとの類似性を指摘してはいるけれど、「ダブル・スパイ」たるゾルゲ(そもそも「スパイはダブル・スパイでしかありえない)が、なぜ一方の日本において処刑されたのか、何一つ追究する気もなく、ほんとに物足りない映画でした。 

5月5日(日)午後3時から、『スパイ・ゾルゲ』の映画鑑賞会です。

詳しくはこちら 

次回のイベントは、5月5日(日)午後3時から映画鑑賞会、篠田正浩『スパイ・ゾルゲ』(東宝、主演イアン・グレン、本木雅弘、一部英語音声日本語字幕付き、2003年)です。20世紀最大のスパイ事件を壮大なスケールで描いた超大作サスペンス。本編182分。途中休憩を入れます。

参加費:一般1000円。会員500円。鑑賞後、持ち寄り飲み会になります。 

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