第二、第四水曜日の6時から行っていた『世界史の構造』のゼミが、ほぼ二年半続きましたがついに終わりました。その本で問題となっていた「贈与の力」「贈与」についてさらに深めていきたいと考え、岩野卓司『贈与論』(青土社)をテクストに「贈与論ゼミ」をスタートします。「互酬的贈与」(=交換?)ではなく、「一方的贈与」(柄谷行人によれば、九条の戦争放棄もその一つ?)ということも含めて「贈与」とはなにか、「贈与」はなぜなされてきたのか、そのテーマは今までのそして今後の社会のあり方を考えるきっかけになるのでないだろうか、などを考えていきたいと思います。参加希望の方は、各自テクストを購入の上ご参加ください。