第14回イベントは、4月29日(日)午後4時から、討論会です。
参加費:会員、学生500円、一般1000円。終了後、一品持ち寄りの飲み会です。
【タイトル】
『怪物』はなぜ創られたのか:小説「フランケンシュタイン」(M・シェリー)を題材に
【要旨】
"Frankenstein is a novel like an onion."
映画「フランケンシュタイン」の視覚の印象(≒イメージ)により、あたかもフランケンシュタインという怪物がいるかのような印象が流布されているように思えてなりません。
シェリーの出身地英国内でさえ、「怪物≒フランケンシュタイン」との誤解が多いと感じます。日本においても、この映画の名を聞くと、多くのひとが、フランケンシュタインという名前のグロテスクな「怪物」を想起されるのではないでしょうか。
原作では、「怪物」は科学者フランケンシュタインの研究対象として造られながらも、名前すら与えられず、愛されない連鎖によって愛の枯渇にやるせなくなり 、凶暴化してゆき「怪物」となった話であることはあまりに知られていません。
私は原作を紐解くなかで、我々のこころの裡にある、本当の「怪物」は誰か、また何か、アタリマエとは何か、善悪の定義は誰が決めることができるのかといった疑問とともに、「疎外」が生み出す「狂気」について眼を向けていきたいと思います。
【発表者紹介】
Yoko Ozawa
早稲田大学商学部卒業、武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。上智大学大学院総合人間科学研究科聴講生等を経て、子ども電話相談、障がい者支援などに携わりつつ、精神医学の研究に励んでいます。
参加費:会員、学生500円、一般1000円。終了後、一品持ち寄りの飲み会です。
【タイトル】
『怪物』はなぜ創られたのか:小説「フランケンシュタイン」(M・シェリー)を題材に
【要旨】
"Frankenstein is a novel like an onion."
映画「フランケンシュタイン」の視覚の印象(≒イメージ)により、あたかもフランケンシュタインという怪物がいるかのような印象が流布されているように思えてなりません。
シェリーの出身地英国内でさえ、「怪物≒フランケンシュタイン」との誤解が多いと感じます。日本においても、この映画の名を聞くと、多くのひとが、フランケンシュタインという名前のグロテスクな「怪物」を想起されるのではないでしょうか。
原作では、「怪物」は科学者フランケンシュタインの研究対象として造られながらも、名前すら与えられず、愛されない連鎖によって愛の枯渇にやるせなくなり 、凶暴化してゆき「怪物」となった話であることはあまりに知られていません。
私は原作を紐解くなかで、我々のこころの裡にある、本当の「怪物」は誰か、また何か、アタリマエとは何か、善悪の定義は誰が決めることができるのかといった疑問とともに、「疎外」が生み出す「狂気」について眼を向けていきたいと思います。
【発表者紹介】
Yoko Ozawa
早稲田大学商学部卒業、武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。上智大学大学院総合人間科学研究科聴講生等を経て、子ども電話相談、障がい者支援などに携わりつつ、精神医学の研究に励んでいます。
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