人文系寺子屋 野崎塾 イカロスの太陽

市民の市民による市民のための学び舎 前野町カルチャースクール 板橋区前野町6-41-17村越ビル1F 080.3856.7463 野崎

2017年07月

野崎塾は7月20日から8月末まで夏休みに入りました。クラス・ゼミはありませんが、問い合わせなどはメールで対応いたします。jiro@ma1.seikyou.ne.jp

塾長の近況は Facebook:野崎次郎、twitter:@jiro50 をご覧ください。

9月の日程は以下の通りです。これは現在の確定分です。今後追加されます。

1) フランス語中上級 9/5, 19  2:00pm~3:30pm
2)  フランス語初級2 9/6, 13,  20,  27  2:00pm~3:30pm
3) フランス語初級1 9/7  2:00pm~5:00pm あとどこかで一回(?)
4) 哲学ゼミ1(フッサール) 9/5, 19  3:30pm~5:00pm 
5) 哲学ゼミ2(ラッセル) 9/6, 13, 20, 27  3:45pm~5:15pm
6) 人文ゼミ1(資本論) 9/6, 20  5:30pm~7:00pm
7) 人文ゼミ2(世界史の構造) 9/13, 27  6:00pm~7:30pm
8) 人文ゼミ3(ベルばら) 9/7, 21  6:00pm~7:30pm

 第8回イベントは9月17日午後4時から「加藤典洋『戦後入門』を巡って」です。報告者は野崎次郎塾長です。

よい夏休みを!!
 

フランス革命記念日の7月14日に『ベルばら』の第二回を行いました。参加者は相変わらす3名でした。1ページ目から細かに読んでいきましたが、フランス語版は語彙のレベルでも文体のレベルでも、日本語版に比べて「堅苦しい」というか、日本語版にあるくだけた感じが薄いように感じました。留意が必要です。一般的にフランス語の表現は硬いのですが、この『ベルばら』のフランス語版の特徴なのか、フランスコミックの特徴なのか、今後の課題です。

オスカルという名前が北欧起源(神の男?)であることが、興味をそそりました。スウェーデン出身のフェルゼンとの出会いを運命づけている名前であるからです。(『「ベルサイユのばら」で学ぶフランス語』(朝日新聞出版)pp. 50-51.参照)

9月の予定は、隔週の木曜夜6時からになります。9月7日、9月21日の夜6時から続きを読んでいきます。p. 16 からです。まだまだ席はありますので、お問い合わせください。

第七回イベントの『レッズ』鑑賞会は5名の会員の参加を得て、コアな盛り上がりを見せました。前半の一部だけで終えてもいい映画の気もしましたが、まさにジジェクのいうとおり社会主義リアリズとは真逆の革命観、性愛観が感動的でした。しかし、第2部に入ってジャックの「奥さんより革命が優先だ」という台詞が、ジャックとルイーズの恋愛にも、革命活動にも返ってくるあたりがうまい映画だなあと思いました。しっかりコミンテルン批判になっているところがアメリカにも受け入れられたのではないか。(←ちょっと政治主義的な見方かな?) 

第8回は9月17日午後4時から、討論会「加藤典洋『戦後入門』を巡って」です。報告者は野崎次郎塾長です。ちくま新書ですが、635 ページもある大著です。あらかじめ読んでからご参加ください。

8月は全休です。今月は今週と来週の火曜日、水曜日の教室、ゼミを終え、7月20日から8月末まで野崎塾は全休します。 

人文ゼミ『世界史の構造』(柄谷行人)第二回は7月19日(水)午後6時からです。毎回報告者を決め、報告者の提起した論点をもとに討論を重ねていきます。「序説」交換様式論を前回ざっと読み、柄谷のモチーフを確認しました。さら全部読み終えてからもう一度読んだ方がいいだろうということで、19日からは第一部に入ります。

「第一部 ミニ世界システム 序論 氏族社会への移行 第一章 定住革命 第二章 贈与と呪術」 を読んできてください。

まだまだ席はございますので、参加ご希望の方はお問い合わせください。問い合わせ先はブログタイトルの下にあります。PCモードでないと表示されないようです。スマホの方はPCモードでご覧ください。

LA ROSE DE VERSAILLES の教室は7月5日に参加者3名でスタートしました。フランス語版に池田理代子が寄せたpréface 3ページを読みました。序文の内容は、池田理代子『「ベルサイユのばら」で読み解くフランス革命』(ベスト新書)の「はじめに」と重なる部分も多かったですが、連載中のことを振り返って、当時は仕事に忙殺されてやせ細り、栄養注射を打ったり、時には40度の高熱で手に氷を握りしめながら描き続けたというエピソードを語っていたのが印象的でした。文章中に単純過去が出てきたので、それの説明もしました。

次回は CHAPITRE 1 Dans le tourbillon d'une nouvelle vie から読み始めます。次回は7月14日(金)6時からです。le Quatorze Juillet (フランス革命記念日)です。日本では「パリ祭」と呼ばれていますが、フランスでは「7月14日」の祝日と呼ばれています。フランス革命の勃発を記念する祝日ですね。日仏の文化の違いを感じますね。日本語版とフランス語版とを読み比べながら、そうしたことを感じ取れればと思います。

野崎塾は8月は全休するので、次回以降は9月になりますが、「木曜か金曜の夜6時からの隔週」で予定しています。どちらになるかは7月14日に決めます。まだまだ参加募集中ですので、お問い合わせください。連絡先などはパソコン画面では「ブログタイトル」の下の行に表示されるのですが、スマホ画面では表示されないようです。PC版でご覧ください。

 

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