人文系寺子屋 野崎塾 イカロスの太陽

市民の市民による市民のための学び舎 前野町カルチャースクール 板橋区前野町6-41-17村越ビル1F 080.3856.7463 野崎

今日の午後に「哲学ゼミ2」が三人の参加を得て無事スタートしました。ラッセルの『哲学入門』(The problems of philosophy) をテキストにしています。今日は初回だったので、どのように進めていこうかという話が始めにあって、結局、英語を細かく読みながら進めていこうということになりました。邦訳を参考にしながら、英語原文を読むことで「文意」が明瞭になり、問題点についての議論も活発化しました。それにしても「現象と存在」と訳される第一章が、apperance and reality というのもかなりラッセルの戦略を感じました(塾長の感想)。しばらくは英語の原書を読みながら、一回に一章のペースで読んで行きます。英語の勉強にもなります。広く参加を募集してます。参加申し込みは随時受け付けます!

それにしてもラッセルの『哲学入門』の原題が The problems of philosophy であったとはうかつにも知らなかった(忘れていた)。拙訳『ポパーとウィトゲンシュタイン』(Dominique Lecourt, L'Ordre et les Jeux, 1981)(1992年邦訳、国文社刊)の冒頭を飾る「火かき棒事件」と呼ばれる事件で、ラッセルを前にして、ポパーとウィトゲンシュタインのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでの「闘い」が1946年にあった。ポパーに対する趣旨説明として「哲学にはパズルしかなく哲学的問題はない」という挑発的な文章を(秘書だった)ウィトゲンシュタインはポパーに送り、そしてポパーを(ラッセルとともに)ロンドンに迎えたのである。その事を思い出した。ラッセルの文章(1912刊) には puzzling (困らせる)という語がそのまま出てきていたのである!タイトルに「諸問題」としていた上に…。

野崎塾第三回イベントは1月29日に会員6名、一般1名の参加者を得て、楽しく終えることができました。トーマス・マン「ドイツとドイツ人」について刺激的な議論が輩出しました。終了後に人文ゼミの立ち上げについて話し合い、三つのゼミが2月からスタートすることになりました。次回のイベントは2月19日午後4時から映画鑑賞会です。セルゲイ・エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』(1925)ソ連映画/サイレント。

 

人文ゼミは三つのゼミが2月からスタートできそうです。月に2回程度のペースで原則、同じ曜日の同じ時刻に行います。随時参加可能です。お問い合わせください。

 

1 哲学ゼミ1(フッサール『デカルト的省察』岩波文庫、浜渦辰二訳)

  月2:30~4:00 2月20日スタート 現在2名

 

2 哲学ゼミ2(ラッセル『哲学入門』ちくま学芸文庫、高村夏輝訳)

  水1:00~2:30 2月8日スタート 現在3名

 

3 資本論ゼミ(マルクス『資本論』第2巻)

  水5:00~6:30 2月15日スタート 現在4名 

 

そのほかにフランス語で読む『ベルばら』というのも考えています!

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