人文系寺子屋 野崎塾 イカロスの太陽

市民の市民による市民のための学び舎 前野町カルチャースクール 板橋区前野町6-41-17村越ビル1F 080.3856.7463 野崎

いよいよ4/20(土)から「フランス語初級:弱点補強講座」がスタートします。3時半からです。

詳しくはこちら 

「詩的空間の中の小ツアー(Un petit tour dans l’espace poétique)」と題し、全10回の講座にちなんで10人の詩人を紹介し、その詩を内容的に連関させながら日本語訳付きで辿っていきました(この10人を全員授業でとりあげることはないかとは思いますが):

①デボルド=ヴァルモール(Marceline Desbordes-Valmore 1786-1857)

②ジャム(Francis Jammes 1868-1938)

③シュペルヴィエル(Jules Supervielle 1884-1960)

④ルメール(Jean-Pierre Lemaire 1948-)

⑤タピ(José-Flore Tappy1954-)

⑥エベール(Anne Hébert 1916-2000)

⑦ジャコテ(Philippe Jaccottet 1925-)

⑧一茶(1763-1828)

⑨ペリエ(Anne Perrier 1922-2017)

⑩リルケ(Rainer Maria Rilke 1875-1926)

半数が20世紀後半の作品になりました。今現在も書き続けている詩人もいます。また4人が女性で、うちスイスの人が2人、1人はカナダ人(講座名を「フランス詩」でなく「フランス語の詩」にしたゆえんです。ご存知ない名前ばかりでも心配無用です、大学の仏文学の先生でもこのうち何人知っているでしょうか?)。一茶はモリス・コワイヨMaurice Coyaudという人の仏語訳で:

En ce monde nous marchons        この世界の中私たちは歩いてゆく

Sur le toit de l’enfer et regardons  地獄の屋根の上をそして見つめよう

Les fleurs             花々を (世の中は地獄の上の花見かな)

すごい訳です。一行目から2行目への行変えで読む人の足元と世界を一挙に宙にうかせてしまい、そして次の行変えで目の前に現れる«Les fleurs»。この訳者のやってのけた再創造こそ、詩の行為・詩という行為l’acte de la poésieそのものだと思います。

最後のリルケはドイツ語の詩人ですが、晩年にフランス語でも書いています:

Chemin qui ne mènent nulle part どこへも通じていない道

entre deux près,                  ふたつの牧場のあいだをいく、

que l’on dirait avec art            あたかも巧みに

de leur but détournés,            目当から逸れたように、

 

chemin qui souvent n’ont         しばしば

devant eux rien d’autre en face    その先で対面するのは他でもない

que le pur espace                 純粋な空間

et la saison.                      そして季節。

この一巡りun tourはこうして円を閉じず開いたままにしておきました。この先の道行はまだ決まっていません。道を辿るごとに丘の上や山の中腹、また崖の目の前に現れる澄みきった空(純粋空間)と、一茶の花々が咲きもする地上(季節)とを行き来できればいいなと思っています。

 

今週の420日(土)から講座スタートです。単発でも出席できます(一回2000円)ので、関心のある方はぜひ一度おこし下さいますよう。

(鈴木水守:mmsz-suzukimimori@yahoo.co.jp

paysage de muzot

Gérard de Palézieux, Paysage de Muzot  (1953) 

ジェラール・ドゥ・パレジウ、<ミュゾの風景>(1953年)

晩年のリルケが住んでいたスイス・ヴァレー州ミュゾの風景です。
 

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1)フランス語・ドイツ語・英語教室

2) 人文系ゼミ教室(哲学、思想、文学、経済学、時事問題など)

3) 人文系私設図書館

4) ライブ、講演会、討論会などイベント多数
どんなゼミが開かれているかは「各月の日程」をご覧ください。 

 

対象:社会人、主婦、シニア、学生

 

随時 塾生募集中!

いつでもご連絡ください

野崎 080.3856.7463

板橋区前野町6-41-17-村越ビル1F

東武東上線ときわ台駅とJR赤羽駅間の

国際興業バスで前野小学校下車徒歩2
都営三田線志村坂上or東武東上線ときわ台駅下車徒歩14分 

 

       入会金:2000円  年会費:2000

教室受講券5回分(6ヶ月有効):8000

学生、奨学金返済中などの方は

半額割引制度があります
初回見学無料 

「春季講座:フランス語の詩を読む」のスタート日、4/13が迫ってきました。4月13日(日)午後1時半から始まります。

 詳しくはこちらこちら 

4月20日(土)午後3時半から「フランス語初級:弱点補強講座」がスタートします。この講座は春季講座「フランス語の詩を読む」にあわせて、初級を「一応」終えたけれど、すっかり忘れた方やいろいろとあやふやな点が多々あるという方を対象に、弱点を明確にしながらそれをクリアしようという講座です。
 テキストはとくにありません。プリントを使って動詞の活用がどうしても覚えられない、文の仕組みが飲み込めない、発音とスペルの関連が混乱してしまうとか、重点的に文法、発音の基礎を固め、中級への移行を目指す10回の連続講座です。
 初回に10回分の料金を払うことでみずからに縛りをかけ、休まずに出席できるようにします。受講料は10回分で16000円です。一般の方は、入会金 2000円、年会費2000円が別途かかります。

日程詳細:4/20~6/29, 15:30~17:00 の毎週土曜日の10回。5/4は休み。 

4月の日程は以下の通りです。塾生は随時募集中です。途中入塾可能です。空いている時間にも設定可能ですので、お問い合わせください。今月、春季講座「フランス語の詩を読む」(毎週土曜日)が4月13日から新しく始まります。4月20日からは「フランス語初級:弱点補強講座」が始まります。4月30日(火)からは日時不定期ですが、時事問題ゼミがスタートします。


3日(水) 3:45~ フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(英語)
  5:30~ 資本論(日本語)
4日(木)4:00~ ハイデガー 『形而上学入門』(ドイツ語)
  6:00~ 池田理代子 『ベルばら』(フランス語) 
10日(水)3:45~  『危機』(英語)
       6:00~ 柄谷行人『世界史の構造』 (日本語)  
11日(木)4:00~ フッサール『デカルト的省察』(日本語)
        6:00~  ステルネル「フランス・ファシズム論」(フランス語)しばらく休みます
13日(土)1:30~ 「フランス語の詩を読む」(0)(フランス語)
17日(水) 3:45~ フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(英語)
  5:30~ 資本論(日本語) 休み
18日(木)4:00~ ハイデガー 『形而上学入門』(ドイツ語)
  6:00~ 池田理代子『ベルばら』(フランス語) 
20日(土)1:30~ 「フランス語の詩を読む」(1)(フランス語) 
  3:30~ 「フランス語初級:弱点補強講座10回版」 (1)
24日(水)3:45~  『危機』(英語)
       6:00~ 柄谷行人『世界史の構造』 (日本語) 
25日(木) 4:00~ 『デカルト的』(日本語)
  6:00~ ステルネル(フランス語)しばらく休みます
27日(土)1:30~ 「フランス語の詩を読む」(2)(フランス語)
  3:30~ 「フランス語初級:弱点補強講座10回版」 (2) 
30日(火)1:00~ 時事問題ゼミ(初回) 

4月30日(火)午後1時から時事問題ゼミがスタートします。

テキスト:首藤若菜『物流危機は終わらない——暮らしを支える労働のゆくえ』(岩波新書)
ゼミ長:野崎優三(板橋区清掃事務所)
日時:原則として平日の午後1時から90分。
 月に1回または2回のペースで日にちは不定期(土、日もあり得ます )です。
 
  現在日本ではさまざま問題が起きていますが、この社会の基本的問題とその解決の糸口を探しあぐねているのが現状でしょう。本書は物流産業の出来事を具体的に描きながら、消費者である私たちと労働者である私たちのつながりを明確にしています。
  トラックドライバーの現実には、働く人ならコメントできる、世間で語られるテーマが多く含まれ、議論は広がるでしょう。現実を冷静に見つめ、どうしたらいいのか考えてみませんか。

 サブテキストは、経済・社会について、様々なデータをわかりやすく図解している『月刊労働組合2019春闘増刊号』(労大出版センター)等を使います。

*初回の4/30には、「はじめに」と「第一章」を読んできてください。 

3月の日程は以下の通りです。塾生は随時募集中です。途中入塾可能です。空いている時間にも設定可能ですので、お問い合わせください。3月1日から11日まで塾長はベルギーに行ってます。塾は完全休業です。14日から再開です。
 
14日(木)4:00~ フッサール『デカルト的省察』(日本語) 休み
        6:00~  ステルネル「フランス・ファシズム論」(フランス語) 休み
20日(水) 3:45~ フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(英語)
  5:30~ 資本論(日本語)
21日(木)4:00~ ハイデガー 『形而上学入門』(ドイツ語)
  6:00~ 池田理代子 『ベルばら』(フランス語) 
27日(水)3:45~  『危機』(英語)
       6:00~ 柄谷行人『世界史の構造』 (日本語) 
28日(木) 4:00~ 『デカルト的』(日本語)
  6:00~ ステルネル(フランス語) 休み

3月のイベント(21) は 、3月23日(土)午後3時から映画鑑賞会『スパイ・ゾルゲ』です。【4月以降に延期します!】

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