人文系寺子屋 野崎塾 イカロスの太陽

市民の市民による市民のための学び舎 前野町カルチャースクール 板橋区前野町6-41-17村越ビル1F 080.3856.7463 野崎

第6回イベントは5月28日(日)午後4時から講演会・討論会です。以下のような要旨をいただいております。

参加費:一般1000円。会員、学生500円。参加希望者は事前にご連絡ください。

5月28日に話すこと(野崎優三)

 1. 私は、東京23区の家庭ごみや資源の収集・運搬・焼却・再生に携わる清掃労働者です。東京清掃労組には4300人組合員がいます。回りには、ともに収集・運搬に関わる低賃金で働く非正規の仲間が3000人います。

 組合で作成したDVD「自然にやさしく 人にやさしく」(20分)を見ていただきながら、どのような仕事をしながら、労働運動をしているのかをお伝えしたいと思います。

 2. 日本の労働者の7割が働いている中小・零細企業は、大企業との不公正な取引により、利益が上がらず、労働者にまっとうな賃金を払うことができず、人手不足に悩んでいます。

 働くものに起きている事実について、労働雑誌のグラフや記事でお話をしたいと思います。

 3. 働くものは身を削りながら、すべての商品やサービスを産み出しているにもかかわらず、不当な価格で商品が買い叩かれ、売れ残り、とりわけ労働力商品価格、賃金が無秩序に値切られ、売れ残り、年収200万円以下のワーキングプアーが1200万人、若年ニートが数百万人生まれています。高齢年金生活者の貧困も深刻です。労働力が縮小再生産しかできない、社会の存続さえ問題になる危機的な事態だと思います。

 4. この事態を克服するには、どうするのか。最低賃金の引上げ、長時間労働の規制、残業代不払の一掃は、労働者の生命と生活を取り戻すことになります。全産業で幅広い賃金調査を行い、すべての労働力商品価格の集約とコントロールができれば、適正な賃金と適正な商品価格の実現ができれば、今よりも安定した商品経済社会が再建できるのではないかと考えます。

 

 以上の内容で、みなさんと意見交換ができると幸いです。     

第5回イベントは4月23日にジェイコブ・チャン『墨攻』の鑑賞会を行いました。塾生四名の参加を得て、コアな会となりました。みなさんこの映画に感激し、その後の飲み会も大いに盛り上がりました。

次回のイベントは、5月28日(日)午後4時から、講演会・討論会「賃金から見た現在の日本」です。講師は野崎優三(野崎次郎塾長の実弟)です。

人文ゼミは、ラッセルが毎週水曜日午後、フッサールは隔週火曜日午後、資本論第2巻は隔週水曜日夕方で、ほぼ日程が確定しつつあります。メンバーはいつでも途中参加可能です。さらに新たな塾生が参加できれば、開講可能なゼミとして「フランス語で読む『ベルばら』」、柄谷行人『世界史の構造』、メルロ・ポンティなどが提案されています。関心のある方はお問い合わせください。

 

第5回イベントとして4月23日(日)はファイト・ハーラン『コルベルク』の鑑賞会を予定していましたが、DVDの入手が間に合わず、ジェイコブ・チャン『墨攻』(中国、日本、香港、韓国、2006)の鑑賞会に変更します。

春秋時代の紀元前5世紀末に墨子(ぼくし)によって創始された「墨家」(ぼっか)という集団は、戦乱の世に「兼愛」を掲げ、強者のエゴに敢然と戦い、弱者を守り抜こうとした。この映画は革離(かくり)という墨家の男を主人公にしたコミック (小学館、1992~96) をジェイコブ・チャンが三ヶ国、4地域の協力を得て映画化したものである。
 
4月23日午後4時から、《要予約》
参加費:一般 千円、会員、塾生、学生 五百円(飲み物付き)
 

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