人文系寺小屋 野崎塾 イカロスの太陽

市民の市民による市民のための学び舎 前野町カルチャースクール 板橋区前野町6-41-17村越ビル1F 080.3856.7463 野崎

2月15日(水)には「哲学ゼミ2(ラッセル)」(現在、3名)の 2回目と「資本論ゼミ(第2巻)」(現在、4名)の初回とが無事開講され、人文ゼミは少しずつ軌道に乗り始めています。

「哲学ゼミ2」では、ラッセルの英語にも慣れはじめたし、あまり焦らずにしばらく英語で読みながら進めていくことになりました。しばらく離れていた英語もやがて思い出していくでしょう。このゼミは毎週水曜日の午後に定期的に開くことにしました。ただし、2月22日からは時間が3:00~4:30pmに変更になります。

「資本論ゼミ(第2巻)」では、初回なので、なぜ第2巻なのか、どのように進めていくかということについて話し合い、第一編第一章の冒頭の部分を細かく読みました。第2巻は、例えば旧ソ連の『経済学教科書』などでは軽視されていたが、これはまずい。なぜなら、マルクスによれば、資本とは「価値の自己増殖する運動体である」わけだが、第一巻で「等価交換で価値の増大」を論じていた事柄(資本の生産過程)を的確に捉えるには、流通過程をしっかりたどる必要があるからだ。資本は形を変えながら価値を自己増殖していく。

記号の読み方について、G (Geld)貨幣, W (Ware)商品, P (Productionsprozeß)生産過程をそれぞれ、「ゲー」「ヴェー」「ペー」とドイツ語読みすることに決めた。ただしG', W' は「ゲー・ダッシュ」「ヴェー・ダッシュ」。

「資本論ゼミ」は原則、水曜日の5時半から7時まで、二週間に1回程度のペースでということになりましたが、次回は2月22日(水)が都合が悪いので、2月23日(木)の5時半から7時までとなります。このゼミでは次回の開催日、時間を、原則を尊重しながらも、その都度出席者の間で決めていくことになりました。

【注意】3月1日から3月11日まで、野崎次郎塾長がルクセンブルク、ベルギーに研究調査に行きます。その間、塾は全休です。12日以降も3月いっぱい、原則、ゼミ、イベントはお休みです。フランス語教室は(ゼミも)都合に応じて開講します。


 

今日の午後に「哲学ゼミ2」が三人の参加を得て無事スタートしました。ラッセルの『哲学入門』(The problems of philosophy) をテキストにしています。今日は初回だったので、どのように進めていこうかという話が始めにあって、結局、英語を細かく読みながら進めていこうということになりました。邦訳を参考にしながら、英語原文を読むことで「文意」が明瞭になり、問題点についての議論も活発化しました。それにしても「現象と存在」と訳される第一章が、apperance and reality というのもかなりラッセルの戦略を感じました(塾長の感想)。しばらくは英語の原書を読みながら、一回に一章のペースで読んで行きます。英語の勉強にもなります。広く参加を募集してます。参加申し込みは随時受け付けます!

それにしてもラッセルの『哲学入門』の原題が The problems of philosophy であったとはうかつにも知らなかった(忘れていた)。拙訳『ポパーとウィトゲンシュタイン』(Dominique Lecourt, L'Ordre et les Jeux, 1981)(1992年邦訳、国文社刊)の冒頭を飾る「火かき棒事件」と呼ばれる事件で、ラッセルを前にして、ポパーとウィトゲンシュタインのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでの「闘い」が1946年にあった。ポパーに対する趣旨説明として「哲学にはパズルしかなく哲学的問題はない」という挑発的な文章を(秘書だった)ウィトゲンシュタインはポパーに送り、そしてポパーを(ラッセルとともに)ロンドンに迎えたのである。その事を思い出した。ラッセルの文章(1912刊) には puzzling (困らせる)という語がそのまま出てきていたのである!タイトルに「諸問題」としていた上に…。

野崎塾第三回イベントは1月29日に会員6名、一般1名の参加者を得て、楽しく終えることができました。トーマス・マン「ドイツとドイツ人」について刺激的な議論が輩出しました。終了後に人文ゼミの立ち上げについて話し合い、三つのゼミが2月からスタートすることになりました。次回のイベントは2月19日午後4時から映画鑑賞会です。セルゲイ・エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』(1925)ソ連映画/サイレント。

 

人文ゼミは三つのゼミが2月からスタートできそうです。月に2回程度のペースで原則、同じ曜日の同じ時刻に行います。随時参加可能です。お問い合わせください。

 

1 哲学ゼミ1(フッサール『デカルト的省察』岩波文庫、浜渦辰二訳)

  月2:30~4:00 2月20日スタート 現在2名

 

2 哲学ゼミ2(ラッセル『哲学入門』ちくま学芸文庫、高村夏輝訳)

  水1:00~2:30 2月8日スタート 現在3名

 

3 資本論ゼミ(マルクス『資本論』第2巻)

  水5:00~6:30 2月15日スタート 現在4名 

 

そのほかにフランス語で読む『ベルばら』というのも考えています!

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